西勝寺は室町時代に開創、400有余年にわたり皆様に守られ、ともに歩んできた歴史のあるお寺でございます。

残念ながら二度の火災で文献資料等が焼失しました。さまざまな危機に直面しつつも存続しえたのは、住職の努力もさることながら、念仏をいのちとして生きたご門徒の皆さま、地域のみなさまの支えであります。

親鸞聖人のお言葉を受け止めながら、さまざまな行事を行い、心の拠り所として気軽に足を運んでいただける存在でありたいと願っております。

みなさまのお参りをお待ちしております

 

第19代住職 蒲池成信

  


西勝寺の概要


名称 寿永山 西勝寺(じゅえいざん さいしょうじ)
宗旨 浄土真宗
宗派 真宗大谷派
宗祖

親鸞聖人

本山 真宗本廟(東本願寺)
本尊 阿弥陀如来
正依の経典 仏説無量寿経(大経) 仏説観無量寿経(観経) 仏説阿弥陀経(小経)
宗祖の著書 顕浄土真実教行証文類(教行信証)
福岡県八女市の西勝寺の本堂 大きな桜の木があります
西勝寺の本堂


沿革


1542年 室町時代

蒲池氏の末孫 頓理和尚(トンリカショウ)が、

柳川市東蒲池、蒲池家菩提寺 崇久寺(ソウキュウジ)から分寺開山

1579年~

1580年頃

安土・桃山時代

豊後大友氏の支配下にあった筑後地方に肥前の龍造寺の軍勢が侵攻し、

八女地区の神社仏閣が戦火にあい、西勝寺も焼失

1583年

安土・桃山時代

天正11年

五間四面の草葺の本堂が再建。 その後、当寺第5代 住職 信力院釋義泰 が

親鸞聖人が教えられた本願念仏の教えに出遇い、浄土真宗に帰した。

1792年

江戸時代

寛政4年

福島紺屋町一帯に大火災が発生し、西勝寺本堂も類焼

1849年

江戸時代

嘉永4年

本堂を再建。(現在の本堂)

*大工 大山大工寿平  第11代 住職 入心院釈了城

*57年の間、西勝寺修行僧 古池花鸚が寺小屋を開き、

多くの弟子とともに托鉢をして浄財(本堂建立の資金)を集める。

また、明永寺ご門徒の高橋御一門の方々より托鉢の協力を得る。

1923年 大正12年

尊前を荘厳して、宗祖親鸞聖人650回御遠忌法要が、

第16代 住職 即得院釋教穎の時に厳修される。

1949年 昭和24年

さいしょうじ幼稚園 開園

1993年 平成5年

本堂を修復

仏前を荘厳し、宗祖700回御遠忌法要並びに、西勝寺開基400年慶讃法要を執り行なう。

2000年 平成12年

ご門徒皆さまのご懇念により、社会や地域に開かれた寺としての役割をになう道場として、

西勝寺門徒会館が、建設される。

2020年 令和2年

祖廟納骨堂の老朽化に伴い、新祖廟納骨堂が完成